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【代表質問】見えてこない市長のビジョン

3月6日は代表質問でした。
各会派から、市長の施政方針に対する質問が行われました。

私たちの会派からは、川端宏明議員が代表質問を行いました。
テーマとしては、
1.市長の描く理想の高砂市
2.令和5年度予算
3.脱炭素について
4.市民病院の経営について
5.市制70周年について
の5つの項目での質問。

3年目にしても見えてこない市長のビジョンを主に伺いましたが、今回も見えてこないままでした。

市長の思いとして、市長選の際の公約として、見守りカメラと市民病院の公立維持とは言われていました。
1期4年で公約を達成しているとの考えかもしれませんが、自治体の首長がこの程度の政策で良いのかとも感じます。

対話を重視し、皆様の意見を伺い、と繰り返されていますが、その伺った意見を政策に変えるにしても、Vision、Mission、Valuesが必要と私は考えています。
今示されているのは、「日本一住みたいまち」というVisionにもなっていないただのDreamのみと捉えています。
「日本一住みたいまち」については、12月定例会の中でも確認してきましたが、「市民の皆様それぞれが住みたいまち」ということで、これといったものはありません。これでは、このようなまちに向かうのだという方向性を明確に描くこともできません。
それゆえ、これに取り組んでいこう!というMissionもあまりありません。

判断基準も、各担当から上がってきたものを査定する、とのことで、完全なボトムアップが明らかになりました。
職員さんの考えるものに取り組んでいくことには、大きな間違いはないと考えますが、令和5年度予算にも見られる、縦割りな考え方はこのボトムアップの弊害であるとも思われます。
基本はボトムアップであることも一つの選択ではありますが、最後には広い視野で、市民の皆様にもValues、価値観を明らかにした上で横串をさしていただきたいとも思います。

そんな中でも、質問で明らかになってこととして、
・ゼロカーボンについては、産業部門の脱炭素行動を主に支援していくこと
・水道事業については料金改定もあるものの、100周年をどのような形で何ができるかは考えていくこと
があったと考えています。

今日からは令和5年度当初関係の議案質疑です。
皆様からいただいたご意見を織り交ぜながら確認していきたいと思います。

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