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コミュニティバスは誰のため?

7日より、令和5年度関係の条例や予算の本会議質疑に入っています。
定例会前の市政報告会でいただいていたご意見から、質疑した内容についてお知らせしたいと思います。

今日はコミュニティバスについて。
令和5年度予算では、
・75歳以上の高齢者に対して運賃を半額割引
・土日祝日路線の2路線追加運行
  阿弥陀地区(市ノ池公園方面)
  高砂地区 (向島公園、高砂海浜公園方面)
が新規に追加される事業となっています。

<資料>主要事業説明書(コミュニティバス部分)

いただいていたご意見は、「市民の足という役割すら不十分であるのに、なぜ観光ルート?」というものです。
ごもっとものご意見と思います。
そこで、観光ルートの意図と、市全体の移動支援への考え方、移動支援政策の市民周知について伺いました。

観光ルートについては、社会実験要素もあり、観光のみならず、沿線の住民の方の利用にも寄与していきたいとのこと。
こちらについては、車両の小型化等についても実験要素があるとのことです。
また、市全体の移動支援については、コミュニティバスという手法だけではなく、広く模索し、施策化していけるようにするとのことです。

コミュニティバスですべての移動支援をカバーすることには、限界がでてきていることは、皆さんも感じられていることと思います。
ただ、その他の移動支援施策が不十分な中、先に観光ルートという施策が行われることが、市民満足度を下げる要因のように感じます。

とはいえ、観光ルートの社会実験には、小型車両の運行など今後の移動支援の基となる要素も含まれていることから、理解はしつつ、今後、早期に市民の足となる施策が提案されることを求めていきたく思います。

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