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高砂市の今後の財政見通し

昨日は中期財政計画についての諸報告でした。
中期財政計画とは、今後5年間の財政運営計画です。また、その後5年間の長期財政見通しについても、参考として提示されました。

高砂市では、今後大型事業が相次ぐ予定となっています。
4大事業として、新庁舎建設・給食センター建設・高潮対策・広域ごみ処理施設建設が挙げられ、市の借金である市債残高が膨らみます。事業自体は必要なものですから、進めなければなりませんし、自治体が借金をすること自体は悪いことではありません。
今後長く使っていくものは、世代間で平等に負担するべきですので、借金の返済という形でそれぞれの世代が負担するというしくみになっています。

しかしながら、借金の返済費用である公債費の平準化として、今後の借金の返済を高止まりの中で平準化しているため、平成40~45年くらいまでは毎年30億円前後の借金を返していかなければならないという予想になっています。
すると財政が硬直化し、自由に使えるお金が減り、将来的な行政課題への対応や現在計画されていない施策に使えるお金が少なくなってしまいます。
そのため、現在計画されている施策も再検討しなければならないのではないか、できる限り将来世代に負担をかけないように、と質問しました。

この点については、財政部局からは財政硬直化を避ける財政運営を心がけるという答弁があり、市長からも全ての事業ができることが最善ではあるものの、その都度必要性は確認したいといった答弁がありました。現状では、今20歳の方々が35歳になるころまでは、4大事業の借金返済が続くこととなります。

将来的な行政課題にお金が使えないとなると、だったら違うまちに税金を納めようか、という足による投票が行われることも考えられます。
将来を担う世代として、財政運営をチェックするとともに、今後も声を届けていきたいと思います。

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