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南堀川周辺旧跡条例案の撤回について

3月定例会の当初予算に関する本会議質疑が週明けから続いています。
その中で、提案されていた南堀川周辺旧跡条例案が議会の議論を受けて撤回されることとなりました。

この条例案は、工楽邸旧宅及び駐車場を対象とした南堀川周辺地区の設置管理条例として位置づけられた条例でした。すなわち、工楽邸旧宅及び駐車場を市の「公の施設」として管理運営の方法を定めようというものです。

これまでこの南堀川周辺地区については、市から議会に対して、高砂町周辺のまちあるきの拠点として整備したい、そのため3年間で約3億円を投資する、といった説明をいただいていました。

しかしながら、今回提案された条例案では、歴史文化のみを重視し、集客を見込むための仕掛けが全くなく、その上、社会教育施設という営利目的の活動や集会を制限する制約がかけられていたため、私も疑義を唱えることとなりました。設置管理条例が制定された施設であっても、例えば大きなものでは大阪城公園のように、様々な活用がなされている施設もあります。
そのため、条例の作り方や指定管理制度の中での運用によっては、民間の力を最大限に引き出すしくみが作られることもあります。

私は特にこの南堀川周辺地区については、これまでの市からの説明も受け、民間の力を引き出すための仕掛け作りが必要であると感じていました。
ただ、今回の条例にはその要素がなく、かえって民間の力を制約してしまう条例となっていたため、市からの撤回の申し出に対し、民間の力を最大限引き出せる条例にしていただきたいと意見しました。

工楽邸旧宅は3月中に整備が完成し、6月にはオープンとのことです。
それまでに再度条例が提案されるとのことですので、上述した観点から確認していきたいと考えています。

また、昨日の議会運営委員会の中で、一般質問の日程が確定いたしました。
当初16日に予定されていた一般質問ですが、3月20日(火)に行われることとなりました。
私は11時20分ごろから、「指定管理制度における民間ノウハウの活用について」「学校教育現場における色弱者への配慮について」の2つのテーマについて質問する予定です。

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