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【統一地方選2019取材シリーズ】どうしたら女性議員は増えるのか

今回受けさせていただいた取材の中で、最後に必ずといっていいほど聞かれた質問が、「どうすれば女性議員は増えると考えますか?」という質問でした。

「政治分野における男女共同参画推進法」は努力目標である上、各政党の候補者選出の際に考慮されるものであるため、政党政治になりづらい地方議会で候補者の男女比を同等にすることは困難といえます。そのようなこともあり、いただいた質問であると感じていました。

ただ、私は個人的に、「女性候補を増やさないといけないから、女性を擁立する」というのは少し違うのではないかと考えています。

私自身が1期目、2期目の選挙戦を通して、とても多くの声をいただいたのが、
「若さに期待している」、「これからは女性の時代だから女性に頑張ってほしい」というものでした。
本当に多くの期待を寄せていただき、それに応えていきたいと仕事をしてきました。

その一方でよく言われることが、
「若い女性だから選ばれているのであって、あなたの実力ではないでしょ」
「女性は選挙に通りやすいから」
というようなことでした。

たしかに、「若さ」と「女性」という側面で期待をいただいている部分もあるため、一概にそうではないとは言えません。ただ、様々な方とお話させていただく中で、それ以外の部分を評価いただいたところもあると感じています。
この側面があるから当選できている、と言い始めればどの候補者でも同じことであるのも事実です。
多くの候補者の中からその候補者に投票するという、他の候補者と差別化された「何か」は誰しも持っているものであると感じます。

なんの後ろ盾もなく選挙に立候補してもそのように感じられるのですから、「女性候補を増やさないといけないから、女性を擁立」した場合にはさらに風当たりが強くなるのではないかなと感じています。

また、事実、女性の候補者は増えています。
特に私と同世代の議員の中では、女性の比率はそれほど低いものではありません。
私たちは学生時代から例えば生徒会長が女性、ということも普通でした。
そんな中で、女性が議員になる、ということにも特に抵抗を持たない世代であると感じています。

そのような状況の中で、さらに女性議員を増やすためにはどうするのが良いと考えるのか。
ありきたりではありますが、私は、今バッジをつけている私たち女性議員が、いきいきと仕事をすることだと考えています。
もちろん、議員活動は良いことばかりではありません。
それでもいきいきと仕事をして、そんな姿を「かっこいい」と感じてもらうこと。
そうすることで、次の世代も続いてくれるのではないかと考えています。

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