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6月定例会一般質問:障がい者施策

6月定例会の一般質問2テーマ目は、障がい者施策について行いました。
主に難聴支援と補助犬利用者への支援について伺いました。

難聴は言語習得やコミュニケーションだけでなく、認知機能、精神状態、人間関係、教育、雇用、社会的孤立等幅広く影響を与えます。
一方で、難聴は予防可能かつ治療可能であり、早期発見・早期療育が必要とされます。
その観点から1点目として、新生児聴覚検査と難聴児の保護者に対する相談支援について伺いました。

新生児聴覚検査は公的助成を行っている自治体が多く、近隣でも加古川市や稲美町、播磨町をはじめ、姫路市や小野市、三木市など兵庫県下41市町中29市町が助成を行っていますが、高砂市は助成を行っていません。
この点については昨年他の議員の方も質問をされ、そのときには、子育て施策は他市がやっているもの、高砂市がやっているもの、と様々でありバランスもある、との趣旨で答弁をされていました。
とはいえ、上述のとおり、難聴は早期発見が重要。
そして、この新生児聴覚検査は10%程度の赤ちゃんが未受診のまま3、4ヶ月健診を迎えているという事実もあります。

このようなことから、公的助成の必要性を再度伺ったところ、市長より、早期に予算化したいとの答弁がありました。
相談支援については、3、4ヶ月健診の問診などで伺いながら支援に繋げているとのことですが、こちらも新生児時期から支援を続けていただきたいところです。

2点目は手話言語条例について、今年度の取り組みを伺いました。
議員提案時に意見していた、当事者を含む協議会も今年度立ち上がるとのこと。
ろう者の状況を考慮した具体的施策に期待したいところです。

障がい者施策の2つ目としては、補助犬利用者への支援について伺いました。
高砂市には現在、補助犬と暮らしている方はいらっしゃいませんが、それゆえ補助犬に関する理解は進んでいない部分もあると感じます。
今回は全国の超党派議員で取り組んでいる補助犬のトイレに関する課題を伺いました。
補助犬は訓練された犬であるがゆえ、決まった場所でしか排泄をしません。そのため、環境整備が行われていないと、排泄ができないまま外出時間を過ごすことになってしまいます。

法律によって、多機能トイレを補助犬も利用できることになっているものの、理解の進んでいない施設もあります。そのため補助犬が利用できるトイレであることを明確に示すために、ほじょ犬ステッカーをトイレにも貼ることができないか、というのが質問の主旨です。

この点については、公共施設からまず掲示していくという答弁をいただくことができました。
様々な方が利用しやすい施設になるよう、今後も確認していきたく思います。

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