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SDGs、何のために取り組むのか

9月定例会の本会議質疑が終わりました。
いくつか、質問をしたことの中から、今日は総合計画とSDGsについてお知らせします。

高砂市では、現在、第5次総合計画の策定が進んでいます。
令和3年度からの10年計画であり、市の計画のうち最も大きな計画です。
<資料>第5次高砂市総合計画(案)

この計画に関連づけられているのが、SDGs
2015年に国連で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
「持続可能な開発目標」の英語表記であり、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。SDGs自体はもちろん自治体の取り組みにも合致するものであると考えますし、誰一人取り残さないのは、自治体の取り組む住民福祉の増進にとって、根底となる考え方であると考えます。

ただ、第5次総合計画の目指すべき将来都市像は「暮らしイキイキ 未来ワクワク笑顔と思いやり育むまち 高砂~SDGsで共に夢を描こう~」であり、SDGsが全面的に押し出されていて、高砂市らしさを感じにくいことも否めません。
そのため、質疑では、「どんなまちを目指すためにSDGsに取り組むのか。なぜ高砂市がSDGsに取り組むのか。」という点を重点的に質問しました。

この点は、市長の描くビジョンも含めて伺いたかったところですが、答弁は担当部からのみで、「誰一人取り残さない社会や持続可能な社会は総合計画とも合致するため。思いやりのあるまちを目指すため。」という、自治体としてはあたりまえのことを目指していく答弁のみでした。

議会は議員に説明する場だけでなく、議員への説明を通して市民に伝える場でもあると考えています。
そのため、市長答弁でも担当部の答弁でも、市民の皆さんに伝えるべきビジョンや説明を、もっとしてほしいと感じています。そして私自身も、もっと考えを引き出せるような質問方法を考えていきたく思います。

次は委員会審査の中でのやりとりとなります。
これからの市政運営の方向性やビジョンについて、総合計画策定を通してさらに伺っていきたいと考えています。

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