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議会の権限が強いわけがないというお話

選挙戦中、「高砂市議会は議会の権限が行政よりも強いのでしょう」というお話をいただくことがありました。

議会の権限が強いわけがない、というお話を今日は書きたいと思います。

こう言われるようになったきっかけは地元紙による記事であると思います。

選挙前、高砂市議会は議会が強いと受け取られるような記事が出ました。

ただ、議会の権限というのは、地方自治法によって定められており、地方議会はどこも同じ権限を持っています。

法律で決められた権限をどう使うか、いかに市民の皆様のためになるように使うか、という手腕はそれぞれの議会の腕の見せどころ、という部分がありますが、与えられている権限はどこも同じです。

このようなことからも、高砂市議会に限って「議会の権限が強い」ということは全くありません。

それでは、対行政と考えるとどうなのか。

議会は主に、議決権、選挙権、同意権、検査権及び監査請求権、調査権、意見表明権、陳情・請願の受理などの権限を有していますが、予算提案権や予算の執行権などはもちろん有していません。

条例を提案することはできるものの、予算を伴うことを提案したい場合は、行政からの提案を促すことしかできませんし、議会が市の事業を行うこともできません。

対する行政の長である首長は、議会に予算を提案することもでき、議会で議決された予算を執行することもできます。

このような関係から、議会と首長は車の両輪に例えられることもあり、決して議会側の権限が強いということはないと感じています。

何人かの方からお声がけをいただき、誤解を招いている部分があると感じたため、ブログにまとめました。

今日は議会運営委員会に変わる代表者会議が開かれ、9月定例会の議案が配布されました。

9月定例会は20日から開会の予定です。

選挙後初議会。ライブ放映もありますので、ぜひ議会の様子を覗いていただきたく思います。

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