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野球場改修に関する設計業務委託について

6月18日、6月定例会が閉会しました。
提案された主な議案について、質疑の内容などをお知らせします。
今回は野球場をはじめとする今後の総合運動公園スポーツ施設の方針についてです。

6月定例会では、高砂市野球場の改修に関する予算が提案されました。
今回の予算では、野球場改修に関する設計業務委託の予算が提案され、この予算には野球場の電光掲示板化、フィールド改修工事、そして野球場、陸上競技場、総合体育館の大規模改修に関する概算工事費積算が含まれています。

野球場については、昨年議会にもスコアボードの電光掲示板化を求める陳情が2件、提出され、どちらも全会一致で採択しておりました。
また、4月の市長選挙の中でもスコアボードの整備は公約に入っていたように思います。
そのような流れの中で提案されてきたものとも捉えられる予算ですが、私はやはり、全体の計画をもう少し市民に示してからの改修を求めたいと感じています。

というのも、公共施設については、公共施設全体最適化計画が令和3年に定められています。
その中では、陸上競技場は建物部分を撤去し、多目的広場に、野球場は延床面積30%削減という方向性が示されています。
たしかに、スコアボードの電光掲示板化は課題であり、野球場をしっかりと使い続けるのであれば、早く行うべきことであるとは考えます。
というより、本来であれば平成のころにはしておくべきことであったでしょう。

ただ、計画で示されている野球場の延床面積30%削減というものと、スコアボードを電光掲示板化するということが同じ方向性の上にあるものなのかということについては疑問があります。

委員会の審査の中では、野球場は少なくとも現在行われている高校野球の予選会場として使い続けられるだけの質を保ちたいという当局の考えが示されました。
そうであるのであれば、スコアボードの電光掲示板化は一定理解はできるものの、やはり計画上でも同等のことを明確に示すべきであると感じています。
また、陸上競技場についても同様であり、建物ベースの計画に加えて、どのようなスポーツができ、どのようなスポーツはできないのか、スポーツ施設である以上、競技ベースであったり、利活用ベースでの方向性も示していただきたいということを意見しました。

この野球場の予算については、事前に行った市政報告会「みんなde議会」でもご意見をいただきました。
まだまだ市民の皆様には伝わっていないことが多くあると感じています。
この課題についても、情報公開を求めるとともに、私自身もしっかりとお伝えしていきたく思います。

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