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東京都八王子市にSIBについてお話を伺いました

6月・9月と一般質問を行ってきたソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)、成果連動型支払事業について、東京都八王子市に若手議員仲間とお話を伺いに行きました。
八王子市では、大腸がん検診について、成果連動型での委託事業が行われています。

八王子市_成果報酬型官民連携モデル事業

SIBのしくみは図のとおりです。

そもそも八王子市でこの事業が行われることになった経緯として、高いがん検診受診率と、事業実施企業であるキャンサースキャンさんとの以前からのお付き合いがあったとのこと。
がん検診は受診後に異常が見つかった際に精密検査を受けてこそ意義があるという考え方から、精密検査受診率を上げることを成果指標として成果連動型での事業が経済産業省のモデル事業として始まったとのことでした。

6月定例会の一般質問にて伺ったSIBに対する高砂市の考え方としては、複数年度に事業がまたがる際の債務負担行為の置き方と成果指標をどのように作成するかが課題という答弁をいただきました。
八王子市さんにも成果指標について伺ったところ、大腸がん検診という事業の場合は、受診率や精密検査受診率といった明確な数字があるため、成果指標が作成しやすいものの、その他の事業では成果指標の作成は難しくなるとの考えでした。
債務負担行為については、特に議会からも指摘もなく置くことができたとのこと。
平成28年度に債務負担行為を打ち、平成29年、30年と実施してきたとのことでした。

この度、八王子市では成果報酬型事業を開始して初めての決算議会を終えたとのことで、契約書や仕様書についてもホームページで公開いただいています。

成果報酬型連携モデル_契約約款

成果報酬型連携モデル事業_仕様書

事業者との関係や成果指標の考え方など細かなところまでお話を伺うことができました。

今後、さらなる提案に繋げていきたく考えています。

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