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令和元年度財務書類と市長のバランスシート

毎年、6月に公表される高砂市の財務書類。今年も公表されています。
以前、市長のバランスシートを作成していたのですが、財務書類の基準が変わった前後に作成をやめ、そのままになっていました。
今回は前市長の登市政の最後となる財務書類であるため、現市長のスタートを確認するためにも作成してみました。

<資料>高砂市の財務書類(令和元年度)

このバランスシートは公会計研究所吉田寛先生の研修や著書を参考に作成しています。
先日も吉田先生の研修を受講しました。

市が公表する財務書類には、市長のものと市民のものが混在して明記されているため、市長の行政運営を判断するためには市長の部分のみのバランスシートを作成するべき、という考え方に立たれています。それを基に今回のバランスシートを作成しました。

平成20年から27年の分は以前ブログで紹介したことがありますが、平成28年に市の財務書類の作成方法が「総務省方式改訂モデル」から「統一的な基準に基づく財務書類」に変更されたため、連続した分析が難しくなりました。

そのため、今回は登市長の3期目就任1年目である平成28年度と4年目の令和元年度で比較しました。
これに基づくと、前登市長の財政運営は将来の税金を減らしており、将来世代へのツケを減らした財政運営であったといえます。

ただ、これは、あくまで市民の皆さんが行政サービスに満足されていれば、よい経営と言えますが、満足されていないのであれば、一概には良い経営とは言えないと私は考えています。

行政サービスの満足感は肌感覚でわかるものの、財政的な部分は会計がないとわからない。そのために会計でチェックをする必要がある、と今回研修を受講し直し、再確認することができました。

財務書類は公表されています。
私も私なりの分析をし、公開していければと考えますが、皆さんも皆さんなりにチェックし、ご意見いただけると嬉しいです。

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