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今後5年間の財政計画について質疑しました

3月4日、5年間の財政計画である中期財政計画の質疑がありました。
10年間の見通しである長期財政見通しについても同時に提示されました。

<資料>令和3年度中期財政計画

<資料>令和2年度中期財政計画(参考)

ここ数年続いている傾向ではありますが、四大事業と呼ばれた新庁舎建設、中学校給食センター建設、広域ごみ処理施設建設、松村川排水機場整備のうち、すでに建設が終了した中学校給食センター建設以外の事業が引き続き実施されている中、自由の利かない財政状況が続いています。

起債残高のピークは令和4年度とされています。
現状の高砂市では、経常的な経費は毎年その範囲内で必要経費を捻出し、使用している状況です。
政策的な経費としては、別途予算が確保されているわけではなく、毎年の予算査定の中でやりくりしている状況とのことでした。

3月定例会では、当初予算が提示されており、市長の施政方針の際にも言及しましたが、新年度の市長による独自施策は「政策アドバイザー設置」と「見守りカメラ設置」が目立ったものとされているのみです。

現状の財政状況の中でチャレンジしていくためには、市長の政治的な決断が必要とされるため、市長の考えを伺いました。
市長としては、安定した財政運営を大切にしていきたいとのこと。
令和3年度予算は市長にとって2年目の予算であり、4年の任期中に予算編成ができるのはあと2回しかありません。それでも市長は、独自施策はあと2年で考えていきたい、今は安定した財政運営を大切にしたいとのことでした。

「民間の視点でスピード感を持って市政に向きあう」と言われてきた市長です。

高砂を日本一住みたいまちに、とのスローガンを掲げられているにしては、残念と言わざるを得ません。

議会からも力の限り、提言を続けていきたいと思います。

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