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総合運動公園スポーツ施設の整備に関する方向性についての全員協議会

9月10日に開会した9月定例会初日に、「総合運動公園スポーツ施設の整備に関する方向性について」の全員協議会が開催されました。
内容についてお知らせします。

そもそも、この方向性については、人口減少や変化するスポーツニーズの中で、施設の改修や更新、長寿命化の方向性を示すために策定されたものです。
基本的な考え方としては、
・誰もが気軽にスポーツを親しむことができる場の提供
・多様化するスポーツへの対応
・安心安全なスポーツ施設の提供
が示されました。

その中で今後の方向性として示されたものは下記のとおりです。
【陸上競技場】
令和18年度までにスタンド等の建物部分を撤去し、陸上競技に加え、ジョギングやサッカー、ラグビー、グラウンドゴルフ、アーバンスポーツなど、多様なスポーツを誰もが気軽に親しめる多目的施設とする。

【野球場】
老朽化対策として、令和18年度までにPPP手法での建替を研究するとともに、延床面積30%縮減を目標に、現在行われている高校野球公式大会ができる規模を前提に施設整備を行う。
スコアボートと更衣室については喫緊の課題として早急に対応する。

【テニスコート・相撲場】
現施設を維持

【総合体育館】
現状の施設を維持。令和8年までに保全計画における40年目修繕を計画し、長寿命化を図る。

【サブグラウンド】
有料施設としての運用を検討

【室内プール案】
市民プールの廃止よる水泳機能の代替として、こどもから高齢者まで、市民が1年中安心して水に親しめ、泳ぐことができる室内プールを検討。


人口減、財政的な調整が必要とされる中、投資される施設とそうではない施設が明らかになりつつあります。
ただ、この全員協議会の中で非常に残念だったことは、施設整備などのハード面、スポーツ振興などのソフト面ともに、市長の考えは示されなかったことです。

現在の状況としては、野球場のスコアボードと更衣室の改修、野球場・陸上競技場、総合体育館の改修の積算については、業務委託が行われています。
<過去ブログ>野球場改修に関する設計業務委託について
このブログで書いていた、「のようなスポーツができ、どのようなスポーツはできないのか、スポーツ施設である以上、競技ベースであったり、利活用ベースでの方向性も示していただきたい」ということについては、一定今回示された計画で反映していただけたという印象です。

ただ、室内プール案については、2年間の営業延長期間内に代替案を示すことになっている市民プールの水泳機能の代替とのことです。
PPP手法での建設、運営と言われているものの、財政的な計画もなければ、学校水泳との連携などのプランも具体的には示されませんでした。
親水空間の代替から始まった模索が、室内プールという大規模な施設に至った経緯については、まだ理解しがたいところがあると感じました。

この件については、引き続き皆様のご意見を伺っていきたく思っています。

<資料>総合運動公園スポーツ施設の整備に関する方向性

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