6月5日、6月定例会に向けた議会運営委員会が開かれ、今議会に上程される議案が示されました。
しかし、その中に「高砂市民プール条例の廃止」は含まれていませんでした。
高砂市民プールについては、令和5年度の営業をもって廃止される予定でした。
ところが令和5年6月定例会において、突如として2年間の運営延長方針が示され、同時に「その間に代替機能を検討する」との説明がなされました。
<過去ブログ>高砂市民プールの今後について
当時の議会では、「廃止をやめて延長するのであれば、この6月議会で意思を明示する必要がある」との考えに基づき、延長方針が議案として示されたと記憶しています。
その経緯を踏まえれば、延長の最終年である令和7年度、今年の営業をもって廃止するのであれば、この6月定例会で廃止条例が上程されるべきだと私は考えています。
そこで、条例が上程されなかった理由について市に確認しました。
市から示された考えは次のとおりです:
廃止の方針は2年前から市民に説明しており、改めて急いで条例を提案する必要はないと考えている
代替機能の検討がまだ進んでおらず、現時点で市民や議会に提示できる材料が整っていない
これらの理由は理解できる部分もありますが、私はそれでも「最後の営業が始まる前」であるこのタイミングで、議会として正式に議論を行う場を設けるべきだったと考えています。
市の説明によれば、代替機能の検討が整い次第、あらためて廃止条例を提案する方針とのことでした。
その際には、検討結果である代替機能をもって、レジャーも含む水泳施設であったプールの代替機能としてふさわしいか、持続可能な行政運営が可能かどうかという観点からも、丁寧に議論を重ねていきたいと思います。
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