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議会のペーパーレス化に向けて

1月10日、議会ペーパーレス化に向けたタブレットの説明とデモンストレーションが行われました。
有志議員17人が参加し、説明を受けました。

議会のペーパーレス化とは、文字通り議会の紙資料をなくすべく、PDFでタブレット等で閲覧できるようにすること。すでにいくつかの議会では導入されているもので、高砂市議会でも新庁舎での議会に向けてペーパーレス化や情報公開を促進するべく、検討を進めています。

そんなもの、わざわざ検討しなくとも、印刷費を軽減するために導入すればよいのでは?というご意見もあるかと思われますが、様々な課題があることも事実です。
グラレコに、昨日感じた課題についてまとめてみました(あくまで私見の課題です)。

議会では膨大な資料を用いて審議を行っています。議案書や各予算書、参考資料を含めて、その厚さが20cm以上になることも多々あります。そのため、3冊、4冊の資料を一度に確認しながら質疑を行っていることも多くあります。

その点、タブレットでは2画面の表示しかできず、いくつもPCやタブレットを持参しなければ確認できなくなる可能性もあります。また、議員も19人いるため仕事のしかたも様々であり、PCが便利な方もいらっしゃれば、タブレットが便利な方もいらっしゃいます。
どちらかに合わせるのか、どちらも使用できるようにするのか運用方法を決めていかねばなりません。

タブレットを導入したものの紙の議案書も併用されている議会や、それまでは議員への連絡はFAXであったものをタブレットを導入して連絡したところ、連絡を見落としていた議員がいたなど、先進的な議会でも様々な課題も見つかっています。

ペーパーレスとはいえ、初期投資にはそれなりの費用がかかるため、導入するとなれば想定される課題に対して前もって運用を決めておく必要があると考えています。

今後、協議が進められる予定となっています。よりよいペーパーレス化となるよう、考えていきたく思います。

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