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福祉に関する研修を受講

8月3日・4日の2日間、全国市町村国際文化研究所にて、市町村議会議員特別セミナーに参加しました。
テーマは超高齢化社会に迎えるにあたっての課題について。
地域包括ケアシステムや子どもの貧困、認知症などについて総合的なお話を伺いました。

すでによく言われていることではありますが、超高齢化社会はこれまで人類が経験したことのない社会。したがって、新たな手段で対応することが必要となります。
地域包括ケアシステムについての田中氏のお話では、年金制度上の高齢者と介護などを考える上での高齢者は分けて考えるべきということに新たな視点を得ました。
また、介護のニーズは答えない人、答えられない人ほどあるということ、地域と連携したプラットフォームの必要性を再認識しました。

田中氏のお話をグラレコ風に。
子どもの貧困についての湯浅氏のお話では、私も認識を新たにせねばと実感しました。
日本の貧困は相対的貧困であり、絶対的貧困ではないということ、今は一見ふつうに生活していても一寸先は闇の生活だと貧困にあたるということです。
昭和の時代の「当たり前」が今では一定以上の格差となり、貧困と位置づけられるということは、まだまだ一般的にはなっていないものの、通説であるとのことです。

そして現在の貧困はお金だけの問題ではないとのこと。
湯浅氏の定義では、カネがない・つながりがない・自信がないが貧困の定義ということでした。
結局、大人の「時間のなさ」が子どもの現状を招いているということで、課題が見えてきたように感じました。

認知症についての新田氏のお話では、認知症は早期発見をしてもゆっくりと進行し、死に至るものであることを学びました。その上で、地域でどのような仕組みを作ることができるかが鍵とのことです。

また、災害と福祉についての浦野氏のお話では、実際の被災地での福祉に関するお話を伺いました。
様々な民間団体が被災地に入る中で、窓口を一本化するJUOADという団体があること、「モノ・やり方・つなぐ先」を知っていれば解決できることが多くあることを学びました。

実際に何をするべきかが見えてきた有意義な研修でした。
一つひとつ、活かしていきたく思います。

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