6月定例会にて、手話言語条例の策定を求める陳情を全会一致で採択しました。
その後、文教厚生常任委員会で策定に向けた検討を行っています。10月3日に行った常任委員会では、ろうあ者の方や手話サークルの方、心身障害者連絡協議会の方などにも休憩中に発言いただき、意見をお伺いしました。
手話言語条例とは、手話が言語であると定義することによって、手話や聴覚障害者への理解を促進させる目的で策定されることが多い条例です。全国で都道府県単位、市町村単位で条例策定されており、兵庫県下で策定されていない市は高砂市を含めて4市だけです。
ご意見としては、そもそも手話通訳者が少ないこと、ただ、手話通訳を求めるだけではなく、地域の中で少しでも耳の聞こえない人への理解が深まることを求めている、という内容が主なものでした。
耳が聞こえないから、世間話をしても伝わらないかな、とか、必要最小限の情報が伝わってたらいいや、と考えることは、聴覚障害者の社会参加の機会を狭めるものになるということを改めて感じました。
まだまだ、どのような条例を策定することが望ましいのかは定まってはいませんが、よりよいものを作っていけるように検討を重ねていく予定です。
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