2月10日、全員協議会にて、市民病院の経営について協議しました。
市民病院の経営については、現在コンサルに委託して経営分析を行っていただいています。その中間報告が出たことから、全員協議会を開催しました。
市民病院については、経営改善ももちろんですが、平成2年に建設された施設であるため、建替えの課題も抱えています。
ただ、建替えや改修を行うとしても、経営の方向性が定まらない限りは建替えや改修の目途も立てられないことから、双方から方向性を定めることが必要になります。
目指すべき病院の姿としては、「「面倒見のいい病院」として、市民の皆様に寄りそった医療を提供する総合病院」とのこと。
東播磨医療圏の中で、脳梗塞や急性心筋梗塞など緊急搬送後すぐに対応が必要となる高度急性期の医療を提供する病院であり続けることは困難とのことから、骨折などの急性期は受け入れながら、回復期メインの病院として立て直していくということが現状の高砂市と高砂市民病院の考え方です。
また、市民の医療の安全を守るという中で、気軽に受診できる環境も整える必要があるという考えも示されました。
コンサルからの提案としては、さらに医療と介護を連携させた病院ということも提案されています。
ただ、この方向性に進むためには、市民の皆様にもご理解をいただく必要があると感じています。
まだまだ、「脳梗塞などで倒れ、救急車に乗ったら運ばれる病院」として、高砂市民病院を求める声も大きいと感じています。
そのような高度急性期医療を行う病院ではないことを受け入れた上で、それでも公立病院としての市民病院が必要である、ということを市民の皆様を含めて確認していく必要があると感じました。
私自身も情報発信に努め、皆様からのご意見を伺っていきたく思います。
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