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高砂市民病院将来構想素案について全員協議会

高砂市民病院将来構想素案について全員協議会を行いました。
文書で出されている以上にも市の考えが明らかになった部分があるため、お知らせします。

<資料>高砂市民病院将来構想(素案)
<資料>高砂市民病院将来構想(素案)の概要

まず、素案としては、
・当分の間、公設公営の病院として維持をする
・医師確保を最大の使命として取りかかる
・建物は移転建て替えが最適とされる
・令和8年末で経営改善が難しければ(基準外繰入4億円程度)経営形態を見直す
となっています。

経営形態についての市長の考え方としては、市長選挙の時の公約として「公設公営」を打ち出して当選したことや、市民病院の持続可能性を考えると指定管理制度の導入や独立行政法人化はリスクがあると考え、「公設公営」が望ましいと考えている、とのことでした。
公設公営として、市民の皆様の命を守ることや、感染症への対応などをしっかりと行える病院として維持したいという考えです。

医師確保については、高砂市民病院将来構想検討委員会からの答申からも、大学からの派遣は期待できないという見込みになっています。
そのような中で、できる限りの方策を考えたものが素案の中に書かれている方策だということです。
特に、セカンドキャリアを希望する医師の確保については力を入れれば期待ができるのではないかとの考えということでした。

建物の建替については、移転建替がベストと考えているということです。
現状の市民病院はもともと350床の規模で建てられた病院であり、現在の建物では余剰部分にコストがかかりすぎるという見解でした。
また、機器の更新も必要であり、患者さんに負担をかけないということからも、移転建替がベストと考えているということでした。
とはいえ、39年の耐用年数が過ぎるというのは法定耐用年数であり、この39年が過ぎるからといって建物が使えなくなるわけではないということです。

令和8年までの経営改善で目標とする、基準外繰り入れ4億円については、将来の他の事業に影響がでにくい額として設定したということでした。
非常に厳しいラインであり、経営改善への取り組みはすぐにでも取り掛かり、結果を出さねばならないと考えているということです。

今後、市民の皆様も直接意見を届けていただける機会が予定されています。
<市ホームページ>高砂市民病院将来構想(素案)
<市ホームページ>市民説明会
<市ホームページ>意見募集(パブリックコメント)
<市ホームページ>市民アンケート
パブリックコメントは10月2日(月曜日)~11月2日(木曜日)、市民アンケートは10月6日(金曜日)~11月6日(月曜日)の期間で行われます。
ぜひご意見をお寄せいただければと思います。

<参考:過去ブログ>高砂市民病院についての政策決定に向けて

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