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6月定例会予算:生理用品の配布事業

6月定例会の本会議質疑が行われています。
6月16日は生理用品の配布事業についても質疑がありました。

今回の施策は、新型コロナウイルスの影響などで生活が困窮している方が増えていることから、いわゆる「生理の貧困」に対応しようというもの。
来年3月末までを期間として、1パック22枚入りを3000パック配布する事業となっています。
「生理の貧困」は昨今話題になっている、生理用品が買えない、親などに買ってもらえない、というものです。私は、一時的な配布は必要であると感じていますが、結局根本的に「生理用品を買える」ようにしないと意味がないと考えています。

また、「生理の貧困」は、様々な要因の結果現れている現象であると感じています。基本的には2つの分類できると考えており、①経済的に困窮していて買えない(他の日用品も購入が難しく、福祉的な支援が必要)、②他のものは手に入るけれども生理用品は事情があり買えない(親子関係の課題、日用品の購入順位の課題などが原因で、家庭を含む総合的な支援や教育が必要)に分けられるのではないかと感じています。

こうなると、必要な支援も様々であり、その人その人に合った支援が必要となるため、今回の事業を入り口に、支援に繋げていっていただきたいと思います。
この事業については、他にも多くの議員が質問されました。グラレコには、他の議員のやりとりも反映しています。

私は、そもそも高砂市における「生理の貧困」の実態を把握しているのか、わざわざ窓口で申し出なくても公共施設のトイレなどに備え付ける方法はできなかったのか、配布される生理用品を一つのサイズに決めた理由などを伺いました。

市における「生理の貧困」の実態は把握できていないとのことだったため、こちらもこの事業をきっかけに把握いただければと考えています。
複雑な要因が重なる課題ではありますが、より有効的な事業になるよう、声を届けていければと考えています。

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