4月26日、若手議員の有志で埼玉県三芳町に自治体広報についてお話を伺いに行きました。
三芳町の広報は全国広報コンクールに毎年のように入賞されており、住民の方から町外の方にまで親しまれているとのことで、その魅力の背景についてお話を伺いました。
三芳町の広報は企画やデザイン、テキスト、撮影と、動画、AR(拡張現実)含めて印刷以外はすべて職員さんの手で作られ、7カ国語への多言語対応も行っています。
たった1人の職員の方が手がけていると聞き、結局その方がいなくなるとできなくなるのでは?と思っていましたが、しっかりと後輩の方々にも引き継がれてるとのこと。
そんな三芳町の広報も、かつてはマンションのチラシ回収箱に捨てられていたということでした。
そんな中、読まれない広報は税金の無駄、と考え、ターゲットや編集方針を明確にし、企画やデザイン、テキスト、撮影をすべて自前にすることによって思い通りの広報を作成した結果、20代と70代で顕著に読者が増えたほか、読者の分母が増えたとのこと。
三芳町の広報に秘められた工夫には、ユニバーサルデザインに対応したフォントを使用することや、ひと目で見やすいデザインにすること、写真を多用したり、読み物のページを増やすなど、高砂市でも応用できるものが多くありました。
また、多言語対応については、カタポケというアプリを使用されているとのこと。こちらも安価でできる多言語対応とのことで、参考にできればと思います。
自治体広報については、住民に暮らしに必要な情報を提供するという本来の目的に加えて、シティプロモーションの側面も強く求められるようになってきたように感じています。
また、今回の視察で学んだことには、議会だよりにも応用できる点が多くありました。
自治体広報にも議会広報にも役立てるよう、学んだことを反映していきたいと思います。
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