市政報告News45号を発行しました。
下記リンクからご覧ください。
また、今回の市政報告Newsより、音声コードを付けております。
音声コード「Uni-Voice」は、専用アプリで読み取ると内容を音声で聞くことができます。
下記、文字情報を掲載いたします。
しまづはるか 市政報告News45号
ご挨拶
市政報告News45号を発行しました。今回は令和6年6月定例会の内容を主に記載しています。6月定例会は、都倉市長が2期目の当選をされてから初めての定例会であり、施政方針も示されました。新たな任期のもとでも、引き続き議会の一員としてチェックをしていきます。
また、7月1日に高砂市は市制70周年を迎えました。これまでの歴史を大切に受け継ぎ、これからの未来を考えていきたいと考えています。
6月議会主な議案内容
・新たな学校づくり推進審議会条例
この条例は、学校の統廃合を含む学校の適正規模や配置、通学区域に関する具体的な議論を行う審議会を設置するものです。教育長と市長がそれぞれの権限のもとで、地域の実情に合わせた最適な方針を示すことが期待されています。住民説明会の開催も予定されており、透明性の高い議論と情報公開に期待したいと考えます。
・野球場改修に関する設計業務委託
高砂市野球場の改修に関する予算が提案されました。スコアボードの電光掲示板化やフィールド改修工事が含まれています。私は市民の皆様に計画の方向性を示すことが重要であると考えています。公共施設全体最適化計画との整合性を図りながら、高砂市のスポーツをどうしていくのかという視点で考えていきたいと思います。
・学校運営協議会の位置づけ変更
学校運営協議会の役割が見直され、地域と学校がより密接に連携する体制が強化されます。地域の声を反映した学校運営が期待されます。
一般質問
保育に関する課題について
今回は未就学児の子育て支援について、保育園をベースに質問しました。保育園就園や保育料については市民の方からもご意見をいただく機会が多かったこともありますが、何より今回示された市長の施政方針には、未就学児の子育てに関することがほぼありませんでした。しかしながら課題はないとはいえない現状であるため、声を届けるべく質問しました。
令和6年度入園状況
<主な答弁>
・就園率は過去最高の75.5%
・待機児童はゼロを達成
・希望園に入園できていない入所保留者は19人
令和6年度年齢別就園率
年齢 0歳児 1歳児 2歳児 3歳児 4歳児 5歳児
就園率(%) 12.0 60.0 66.4 96.1 99.2 99.6
島津コメント
高砂市は3歳未満の「未満児」も高い就園率であることが改めて明らかになりました。しかしながら一方で、待機児童には含まれないものの、いわゆる「隠れ待機児童」とされる、希望園に入園できなかったために就園をとりやめた入所保留者が19人いることがわかりました。ただ、預けられるこどもの数のピークはすでに過ぎていることから、今後の保育園施策には工夫も必要となってくると感じています。
保育料軽減に対する考え方
<主な答弁>
・現在は市独自の軽減策を実施中
・現行以上の軽減については、他市状況を調査研究するとともに、アンケート結果を踏まえ検討する
・多子カウントの基準は課題があると認識
・第二子以降であるにもかかわらず、年齢差により軽減を受けられていない子は127人
・多子カウントの基準変更による影響額は4000~5000万円と試算
島津コメント
現行の多子カウント基準では、上の子どもが小学校以上になると対象外となるため、実際は多子でありながらカウントされないケースがあります。市長も課題は認識しているとのことで、多くのお声をいただく多子カウントについては、引き続き市独自の見直しを求めていきたいと考えています。
こども誰でも通園制度
<主な答弁>
・令和8年からの本格実施に向け、他自治体で試行中
・高砂市では入所保留者や保育士確保の課題から試行未実施
・ニーズ調査では「定期的に利用したい」が3割、「時間によって利用したい」が半数以上
島津コメント
こども誰でも通園制度は全国的な制度となりますが、高砂市の状況に合うのかどうかについては判断が必要であるかもしれないと感じています。低年齢でも高い就園率があることから、独自の取り組みも視野に入れる必要があるか、考えていきたいと思います。
未就園の家庭への支援
<主な答弁>
・4歳児で5人、5歳児で3人が未就園である状況
・そのうち、4歳児の3人と5歳児の2人は海外で生活をしているなど状況が把握できている
・支援が必要な家庭には、保健師や家庭児童相談員が支援を行っている
島津コメント
未就園の家庭の中には、行政の支援が行き届いていない家庭もあることと考えています。まずはこどもたちの状況を把握することから始め、適切な支援を提供できる環境を整えられるよう、提案していきたいと思います。
就学前の子育て支援については、国も力を入れているところであるため、次々と制度が変わっていく中で、高砂市で子育てされている方が直面している課題は何であるのか、ニーズはどうなのか、しっかり見極めた施策展開が必要であると感じています。
その他の課題も多い中ではありますが、就学前の子育て支援が施政方針に含まれなかったことは非常に残念に思います。
今後も皆様の声を届けていきたく思いますので、ぜひご意見をお寄せください。
市長のバランスシートを公開しました
今年も6月に公表された令和4年度の財務諸表を用いて「市長のバランスシート」を作成しました。この「市長のバランスシート」は、千葉商科大学の吉田寛先生の指導に基づくもので、市が公表する財務諸表のうち、市民の財産と市長の財産を分け、市長の財産のみのバランスシートを作成するというものです。
今年は都倉市政3年目の評価となり、就任直前及び令和3年と比較しています。昨年までと異なり、市民一人当たりの「将来の税金」が就任時及び前年度よりも減少する結果となりました。主な要因として、コロナ患者に対する空床確保による補助金のおかげもあり、高砂市民病院の経営が安定していたことなどにより、現金・預金や各基金への積立を順調に行えたことがあると分析しています。ブログにも記載していますので、併せてご覧いただければと存じます。
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