3月定例会が閉会し、3月定例会前に行った「みんなde議会」でいただいていた課題について、当初予算の質疑内容をお知らせしていっています。
今日は「部活動の地域移行」について。
部活動の地域移行とは、これまで学校が主体となってきた部活動を新たに地域が主体となって活動する地域クラブ活動に移行することです。
高砂市だけではなく、国が進めている取り組みで、国では令和5年度から7年度が推進期間とされています。
また、地域連携とは学校の部活動において部活動指導員等を活用することや部員が少ない学校では、複数の学校で合同練習を行うことなども含まれます。
高砂市においても、国が進める方向性と同様、3年間の推進期間(令和5年~7年)に基づいて進められています。
令和6年度については、関係機関と連携し、
・部活動地域指導者の確保
・各種団体等との調整、連携
・各中学校との調整、連絡
・民間事業者への協力、要請
・庁内委員会、外部委員会の開催
・部活動地域移行に係る実証研究
・部活動地域移行の方針策定
などが行われる予定です。
<過去ブログ>市政報告会 みんなde議会を開催しました
3月定例会を前に行ったみんなde議会では、「どのように進んでいるのか見えづらい」という声や、「スポーツによっては複数指導者がいることを良しとしないものもあるのではないか(武道など)」というご意見をいただきました。
3月定例会の質疑や委員会審査の中では、複数指導者のデメリットについては、今後丁寧にすり合わせを行い、各スポーツの特性に合わせた適切な指導体制を構築していく必要があると考えているとの考えが示されました。
私は、部活動地域移行について、国の方針のみで進めるのではなく、高砂市独自の考え方や指針を明確にすることがまず必要であると考えています。
国も進めているものの、これまで学校で行うことが前提であった部活動を短期間に地域に移行していくことは大きな課題があると考えています。
少子化などもあり、部活動の方向性については変化が求められるところであると考えますが、国の方向性をそのまま鵜呑みにしてよいものかという疑問もあります。
今後も皆様のご意見をいただきながら、市民の皆様と一緒により良い形を模索していきたいと思います。
子どもたちが安心してスポーツに取り組める環境を整えるためにぜひご意見をお寄せいただければと思います。
この記事へのコメントはありません。