6月定例会では、青年の家の廃止条例を可決しました。
今年度末で青年の家は市の施設としての役割を終え、民間譲渡もしくは解体される予定です。
青年の家は昭和57年から供用が開始され、青少年の健全な育成を図ることを目的に運営されてきました。
しかしながら老朽化も進み、令和4年4月から向島公園一帯が一体管理されることにより、そのあり方が検討されていました。
令和4年4月より、現在は高砂海浜公園・向島公園・青年の家・向島多目的球場と4つそれぞれで管理されている施設が一体管理として指定管理制度によって管理される予定となっています。
それに合わせて、青年の家は市の施設としては廃止し、管理をする事業者が活用するのであれば譲渡、必要がないのであれば解体ということとなりました。
老朽化も激しく、現在、「青少年の健全な育成」という目的に基づいた利用もあまりないことから、方向性としては良いと感じています。
一方で、これまでこの施設が担っていた教育的な観点は他で補完されるべきであると考えることから、6月定例会ではこの点を確認しました。他で補完しながら、市全体としての教育の提供は質や量が低下しないようにするとのことでした。
また、一体管理については、指定管理を担う業者に丸投げではいけないと感じています。
市としてどのような公園施設を市民に提供していくべきか、理念をもっていただけるよう、求めていきたいと感じています。
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