お知らせが遅れてしまいましたが、6月議会の一般質問、3つめのテーマである災害時の避難支援について。質問内容と答弁をまとめました。

災害時の避難支援については、現在の計画でも様々な支援が予定されています。
しかしながら、全てが十分とも言えません。
そのため、今回はアレルギー対応・ペット同行避難・外国人対応の3点について質問しました。

アレルギー対応については、食料備蓄品はアレルギー表示の対象品目である27品目に対応したものとなっていることが確認できました。
ただ、食物アレルギー以外のアレルギーも含め、避難者のアレルギーを把握するための対応は避難者カードの備考欄に書いていただくようにしているとのことでした。

避難者カードとは、避難時に世帯ごとに記入するようになっているもので、それによって避難者名簿が作成されます。しかしながら、備考欄にはアレルギーがある場合は記入するように求める記載がありません。
災害時には平常心でない場合もあり、記載がないとアレルギーの申告を忘れてしまうということも大いにあり得ると考えます。

そこで、避難者カードにアレルギーの有無の記入について明確に記載することを求めたところ、改善していきたいという答弁をいただきました。

2点目のペット同行避難については、高砂市は基本的にはペット同行避難について必要な措置であると考えると同時に、飼い主の方に避難所で適切に飼育してもらう必要があると考えているとのこと。
私は、ケージなどペット用品については備蓄するよりは協定で必要な場合にペット用品店等から提供いただける環境を整えておくことが必要かと考えています。

また、ペットへの様々な対応のためにも、獣医師会との協定も提案しました。
これらの協定については、可能かどうか検討していきたいとのことでした。

また、アレルギー対応同様、避難者カードへの反映についても求めました。
こちらについても追記できるようにしていきたいとのことです。

最後に、外国人対応について。
外国人へも配慮については、外国人の方々も参加する避難所運営訓練の実施に向けて、国際交流協会と調整しているとのことでした。
また、避難所でのルールについては多言語化を進めているとのことです。
こちらについても、避難者カードが日本語のみであることから、避難者カードの多言語対応を求めました。まずは英語の避難者カード作成から検討したいとのことでした。

今回取り上げた3分野以外にも、災害時、避難時に課題となることはまだまだあると考えています。
今回、前向きな答弁をいただいたものも含めて、今後の経過を見ていきたいと考えています。