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成人式の式典会場に入らないのは新成人が悪いのか

3連休。消防出初式や成人式など、市が行う式典が相次いで行われました。
特に成人式については、「式典会場に入りたくなる成人式」を目指すべく、会派要望も出しているところです。

7日の消防出初式では、第一部として部隊観閲と救出救助訓練が行われました。

日頃の訓練の成果を見せていただくとともに、今年一年の安全を願いました。
また、第二部では、功績のあった方々が表彰を受けられました。
消防職員や消防団に所属されている方々など、日々消防行政に携わられている方々、いつもありがとうございます。

8日の今日は成人式が行われました。

高砂市でも、例年よりも少し多い、1042名の新成人の皆さんが成人の日を迎えられました。
そんな中で毎年耳にするのが、「新成人が式典会場に入らない」ということ。
私も議員として出席するようになって4年、毎年今年はどれくらい式典会場に入ってくるかな?と気にしていますが、式典会場に入らないのは新成人が未熟だからというわけではないと考えています。

成人式は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」場。
確かに、新成人の皆さんには「おとなの自覚」を持っていただきたいと思いますが、成人式の式典に入るかどうかは自由。
周りがとやかく言うものではないですし、新成人の皆さんには、おとなとして、自分なりに判断いただけば良いと思います。

他方で気にしなければならないのは、成人式は冠婚葬祭の中で唯一、大々的に税金でお祝いが行われるものであるということ。
議員の立場としては、「主催者である高砂市が、本当に新成人の皆さんに参加してもらおうと取り組んでいるか」、ということはチェックする必要があります。

昨年まで、高砂市の成人式は教育委員会が主催しており、式典時間は約20分。市長の祝辞、市議会議長の祝辞、花束贈呈、新成人の誓いの言葉、閉会という流れでした。
今年からは管轄が変わり、こども未来部の主催となりました。式典前の30分間、新成人の中学時代の卒業アルバムがスライドショーで上映されたものの、式典内容は例年通り。

雨天で中止になってしまいましたが、地区ごとの集合写真も予定されていたため、少しは新成人に寄り添った成人式に近づいたものの、まだまだあまり思い出に残る成人式にはなっていないなと思います。
過去には新成人の問題行動などもあり、できるだけ式典を短く、という流れもあったと聞きますし、そのような流れを作ってしまった私たち上の世代も反省しなければならないのかもしれません。

けれども、せっかくの門出の日。限られた予算でも、最大限お祝いし、大人へ仲間入りを地域で歓迎できる式典となればと思います。

成人の日を迎えられた新成人の皆さん、改めておめでとうございます。

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