6月定例会では、市民の方からご意見をいただいていた一つのテーマとして、視覚障害者のためのスマホサポートについて質問しました。
凹凸のないスマホは、視覚障害者の方には使えないと思われがちですが、音声のみで操作可能という側面もあり、視覚障害者の方にとっても有意義なツールです。
ただ、視覚障害者の方にとってもスマホが有意義なものであることは、私も今回初めて知りましたし、多くの方にまだ知られていない部分があります。
今回の質問では、①市が視覚障害者の方にとってもスマホが有意義であることを周知すること、②視覚障害者対象のスマホ講習会の実施について、③スマホサポーターの育成についての3点について伺いました。
周知については、視覚障害者本人はもちろん、視覚障害者を周囲でサポートされている方やご家族の中でもご存知ない方が多いとのことから、使いたい人が使えるような周知について伺いました。
市としては、スマホ講習会実施に関する事例を調査するとともに、関係部署と連携しながら周知を検討してくださるとのことです。
また、令和5年5月に政策部と福祉部で、公益財団法人兵庫県身体障害者福祉協会主催の事業や近隣市における取り組み事例について情報共有を行っていただいているということでした。
2点目のスマホ講習会の実施については、令和5年3月に高砂市視覚障害者福祉協会が市内で講習を行ってくださっているということがあります。
他自治体では、兵庫県や姫路市が自治体主催の、加古川市も高砂市同様の方法での講習が実施されています。
高砂市では、令和6年4月に高砂市福祉総合相談センターが開設される予定であり、その1階に開設される予定の、だれでも立ち寄りステーションの活用についてもスマホ講習会の案が出ていたことから、この場所の活用も検討しているということでした。
3点目のスマホサポーターの養成については、学生ボランティアも視野に入れながら、他自治体の事例を調査していくということです。
今年3月以前は高砂市で実施されておらず、まだまだこれからの分野ではありますが、行政における情報発信もデジタルが多くなってきている今、重要な分野であると考えています。
今後も実態を見ながら、必要な提言ができたらと考えています。
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