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電子タブレットによる表決システムを視察

昨日に引続き、1月17日・18日の議会運営委員会視察についてです。
18日は鹿児島市議会にて、表決結果の電子表示について視察しました。

鹿児島市議会では、平成27年に市庁舎西別館が竣工し、新議場になったと同時に、電子タブレットによる表決が行われています。
高砂市議会では現状、起立採決に加え、市議会だよりに表決結果を掲載するため、記録用紙による集計を行っていますが、新議場になるにあたり、システムなどの導入が模索されています。

お話を伺ったところ、熊本市議会では電子タブレットを表決のみに使われているということだったので、少しもったいないと感じました。

写真のように、各議席で表決を示すと、議場のモニターにも集計結果が表示される仕組みです。
ただ、仮にペーパーレス化などが行われるのであれば、表決の機器を単独で議場に設置するよりは電子タブレットで一括で行うほうが、有意義であると感じました。
とはいえ、個人的にはまだまだ電子タブレットでの資料配付には消極的です。PDF資料よりは紙資料のほうが見やすいですし、Kindle版よりも紙の本のほうが読みやすいと感じてしまう現状。
膨大な議会資料をタブレットのみで読み切ることができるのか、タブレット導入にあたっては慎重に考えなければならないと感じています。

他にも、鹿児島市議会の議場には、車いす用の傍聴席や親子席、難聴者への配慮なども考えられた設備になっていました。
車いす用に傍聴席については高砂市議会の新議場でも検討されているところです。
親子席については、あくまでお子様を連れて傍聴したいという方が一定数いらっしゃることが前提であると感じました。

鹿児島市議会では、そのような声に対応して整備され、年間で10~20名の方が利用されているということですが、他の議会では整備したものの利用者がいないというケースも見受けられます。

傍聴については、市民の方々のニーズに合わせることが大切であると感じています。

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