3月16日、一般質問を行いました。
1つ目のテーマは「未来につながる教育について」です。
今回は市長の教育観、そして郷土愛育む教育への取り組みについて伺いました。
市長が就任されてから3度目の当初予算が提案されていますが、就任されたころから、教育への取り組みの少なさが気になっていました。
市長の選挙時の公約はGIGAスクール構想の推進でしたが、こちらは国がしっかりと進めています。
自治体独自の取り組みももちろんできますし、そこで差がつくところですが、残念ながら高砂市はまだまだ先進的とはいえないと感じています。
教育行政は基本的には教育委員会という独立した行政機関が担います。これは、政治的中立や教育の継続性を保障するためでもあります。
ですので、市長に権限があるのは、予算編成権という、他の政策よりは限られた権限になります。
それは承知の上ですが、予算編成が大切であるのも事実。
そのような中で、市長の教育に対する考えを伺いました。
ふるさと高砂を愛し、思いやりとたくましさに満ちあふれた人づくり。
第3期高砂市教育振興基本計画に示されている基本的な方針が答弁され、市長と教育委員会との協議・調整の場である総合教育会議において、市の教育に対する考えは共有できていると述べられましたが、それ以上の具体的な答弁はありませんでした。
令和4年度の予算としては、学校司書の配置やコロナ禍で配置し、有効的であったスクールサポートスタッフの継続配置、情報教育の拡充などが挙げられています。
どれももちろん大切な予算であり、こどもたちのためになります。
けれども、そこに軸が通っていないようにも思えます。
今後、まずは抽象的な議論ではないところで、確認していきたいと考えています。
郷土愛育む教育については、現状では、謡曲「高砂」を学んだり、トライやる・ウィークやまちたんけんで地域に出るなどといった取り組みが行われているとのことです。
この質問は、議員インターンシップで受け入れている学生たちとのやりとりから生まれました。
インターンシップ活動の中で、自分たちのまちのことを考える、というプログラムを実施した際、こんなことを考えたのは初めてだった!との声も聞かれました。きっと、学生たちも、こどもの頃、地域の学校で、それを学ぶ機会はあったのだと思います。
でも、記憶に残らない。
記憶に残る体験を、と思い、質問しました。
ちなみに余談ですが、謡曲「高砂」の教育に力を入れている高砂市、高砂市歌は教えているのか、と伺うと、教えていないとのこと。こちらも合わせて教えていほしいところです。
「記憶に残る体験」の中で、私が大切であると考えるのは、まず、教育プログラムを考える大人や、まちのことを伝える大人がどれだけ高砂のことを想っているかであると考えています。
大人が愛していないまちをこどもが愛せるわけがないと思います。
その上で、そういった大人たちがどれだけこどもたちを大切に想ってくれたか。
そういった、想いの観点からも、教育を考えてほしいと伝え、質問を終えました。
もちろん、40分では詰めきれていない部分もたくさんありますが、今後も様々な機会で教育の向上に向けて取り組んでいきたく思います。
なぜ議員さんは学校現場の視察に行かれないんですか?
子どもたちがどれだけ多様化していて、先生方が対応するのに苦心しているかを見てください。
コロナに伴う高砂市の対応も子どもや先生の意見をもっと聞いてください。
ウチの子どもが先生に部活の予定を確認したくても、先生も新聞などの報道で初めて知るから今は答えられないと言われるそうです。
市長や議員さんや教育委員会が現場を知らずに議論しているのではないですか?
とにかく大人1人に対しての子どもが多すぎます。
もっと教員を増やして子どもに手厚い市にしてください。
コメントありがとうございます。
コロナ禍となる前は学校現場への視察もありましたが、コロナ禍となり、学校現場も感染拡大を控えられている中、外部である議員が学校現場に伺うことが難しくなっています。
その中でも、子どもたちや保護者の方、先生方からもいただけるご意見はいただきながら、日々の活動に活かしていますが、不十分なところもあると思います。
引き続きご意見をいただけると嬉しいです。
教員を増やすことについては、議会も国などに対して意見書を毎年上げています。
今後もできる活動や要望を最大限できればと思います。