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インターン生と総務常任委員会を傍聴

昨日の総務常任委員会をインターン生と傍聴しました。
委員会室での傍聴では、傍聴中に会話することはできませんが、今回はオンライン傍聴し、解説や感想を交えながら傍聴しました。

内容は大学生向けの支援給付金や成人式についての報告もあったので、インターン生にとっても親しんで傍聴することができたようでした。
大学生向けの「給付型奨学金受給学生支援給付金」については、予算計上時の見込みが360人だったものに対して、現状の申請数が90件ほどであることから、9月30日を予定していた申請期限を2月28日まで延ばすとのことでした。
そもそも、見込みについても、18歳~23歳までの人口に対して大学進学率や奨学金受給者数の見込み、申請率を推定したものであるため、本当に対象者がそれだけいるのかというと定かではありません。
予算を計上するときの一つの手法としてこのようなフェルミ推定もあるよ、ということも学生には学んでもらいました。

また、市の答弁は「大学にも話を持ちかけており、大学の先生にもアドバイスいただきながら広報する」とのことでしたが、「なぜ大学生本人たちには聞いてくれないんだろう」という疑問も出てきました。このような施策、なかなか大学生世代に伝えるのは難しく、今回の申請数の伸び悩みも、「伝わっていない」ことが原因の一つであると思われます。

どうすれば大学生世代に伝わるのか、ということについては、本人たちも、

「難しいです。広報なんて見ないし、自分から情報にはアクセスしないし・・・」
「市の情報なんて、インターンしなかったら知ろうともしなかった」

とのこと。

「親世代に知ってもらって、親から伝えてもらうしかないかも」
「でも親が大学出ていなかったら、大学関係のこういう制度って親も疎くて」

と、ほんの一つの市の施策でも伝えることの難しさも実感してくれていました。

「駅のポスターにあったらギリ見るかもしれない」

という解決策も見いだしていましたが、せっかく出会った課題。インターン期間中を通して、「大学生世代にどのように市の施策を知ってもらうか」ということは模索してほしいと思います。

成人式についても、令和4年成人式の実行委員会について報告がありました。
昨日傍聴していたインターン生は令和5年成人式の対象ですが、

「コロナでもなんとかみんなに会える成人式であってほしい」
「オンラインはやだなぁ」

と素直な感想も話しながら、どのようにすれば実現できるのか考えていました。
また、高砂市の成人式は新成人6人(各中学校区から1人)からなる実行委員会で内容などが話し合われることについては、

「成人式って自分たちで企画できるんだ!」

と新たな発見をしていました。

これまでのインターン生もインターン時に傍聴してもらっていましたが、オンラインはなかったため、今回、リアルな反応を見ることができ、意見を交わしながら傍聴できたことは私にとっても勉強になりました。
せっかくの学び、若い世代の感覚を私も今後の活動に活かしていきたいと思います。

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