BLOG

防災と議会の役割について研修を受講しました①

1月9日・10日と、全国市町村文化研修所にて、防災と議会の役割についての研修を受講しました。
行政側の課題・議会側の課題それぞれについて学んだもののうち、今回は行政側の課題についての学びを共有します。

まずは災害とはどういうものなのか、その時に何が起こるのかを全体的に学びました。
昨今は複合災害が多くなっていること、そのときにまず支え合うのは家族や近隣の方であること、亡くなる方の割合としては高齢者や障がい者がどうしても多くなるため、福祉防災計画も必要であることなどです。

<研修資料>地域防災力を向上させるために―災害の激化と地域の防災力の課題―

<研修資料>平時の防災~マネジメントを中心に~

また、グループワークでは、実際の東日本大震災被災地で起きたケースから、災害時の行政の動きの中で注視すべきことを考えました。
<ケース>岩手県大槌町の災害対応~平野総務部長(現町長)に聞く~

災害発生時の災害対策本部の場所がいつもどおりで良いのかどうか、全員が無事であることを前提に日々の訓練をしていないか、復興期には通常業務と災害復興の二本立ての業務にどう対応するか、など、様々な課題を感じ取ることができました。

<研修資料>災害弱者への対応~熊本地震における経験より~

また、災害時には避難所等に市民が集まることから、普段の行政課題が一度に避難所等に集まることになります。
熊本市議であり、普段車いすで生活されている村上議員より、熊本地震の際の避難所生活についてお話を伺いました。
福祉避難所といっても災害時にすべてが機能できるわけではないこと、介護度や障がいによって備えるべき設備は異なること、仮設住宅も外構だけがバリアフリーでは意味がないことなど、当事者ならではのお話に多くの気づきをいただきました。
<資料>みんな元気になる福祉避難所

議会側の対応については、追ってお知らせできればと思います。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

Facebook

PAGE TOP