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関西若手議員の会奈良研修

関西若手議員の会奈良研修に参加しました。
コロナ禍で対面での研修は長らく参加できていなかったのですが、ワクチン接種も進んでいることから、参加が叶いました。

テーマは奈良県三宅町の複合施設Miimoについて。
Miimoホームページ

<資料>1.三宅町MiiMo20211116パワポ

講師は三宅町長の森田町長が務めてくださいました。
町議会議員から町長になられた森田町長。Miimoの発端は、学童施設の耐震不足が唐突に発覚したことだったとのことでした。その経緯の中で、学童施設を新設する案が行政から議会に提案されましたが、ゼロベースで検討すべきとのことで施設建設を争点に町長選挙が行われたとのことでした。町長選挙の結果、学童施設のみならず、他の老朽化した施設も複合化し、施設建設が行われるようになったということです。

森田町長は対話を大切にされており、Miimoの施設建設においても町民の方との対話を大切にしながら進めてこられていました。施設の基本構想や基本計画から住民と対話の上で進めていくという手法は画期的であると感じました。基本構想や基本計画にも住民と対話の上で住民の役割が明記され、互いにそれを尊重しながら運営を行っているとのことです。

また、「管理は行政、意思決定は住民」という考え方も高砂市とは真逆であり、新しさを感じました。議会との関係についても、Miimoは議会にも特別委員会が設置されて検討が進められたということでしたが、議会も一つの対話相手と考えて取り組まれたとのこと。
また、Miimoのために「何かする」、という施設に関わる住民の方を町内外問わずに優先的に施設を利用できるようにするという、住民に関わってもらうしくみづくりも参考になる点が多かったです。

高砂市でも、市長は対話によるまちづくりを掲げられていますし、公民館8施設の地域交流センター化として、地域とどのように施設を運営していくかが模索されています。
どちらも難航しているように見受けられますが、今回の研修事例も参考にしながら、議会側からも提言を進められればと思います。

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