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見守りカメラの支援業務委託事業は費目のみ計上に

昨日の本会議にて、令和4年度当初予算の原案訂正が提案されました。
先週から質疑を行っていた見守りカメラの支援業務委託事業について、一旦費目のみの計上とすることに訂正されました。

見守りカメラ設置事業については、市内に500台の見守りカメラを設置する事業として、今年度は場所の選定などを行う予算2794万円が予算提案されていました。
今後整備費として3~4億円、年間維持管理費として5000万~7000万円程度が必要となる提案でした。
市で設置する見守りカメラは通学路を主な設置場所とし、犯罪抑制などのために設置するとのことで、自治会が設置されている防犯カメラとは異なった位置づけで行っていくということでした。

しかしながら、質疑の中で、提案までに本来であれば行われているべきである検討や課題の解消が行われていないことが明らかになりました。
具体的には、

・見守りカメラ以外の安心安全のための施策との比較が行われておらず、カメラありきになっていたこと

・他の見守りサービスとの比較検討が明確でないこと

・自治会設置の防犯カメラとのすみわけが明確ではないこと

・先行する加古川市との連携も提案の背景にあるものの、加古川市との連携を行うのか不明瞭であること

・プライバシーへの配慮が明確ではないこと

などです。

議会からのこれらの指摘を受け、市当局側が原案の訂正を決定しました。
見守りカメラ事業については、期待の声もいただく反面、プライバシーへの懸念の声もあります。
多額の予算を必要とする事業でもあるため、しっかりと検証した上での再提案を求めていきたいと思います。

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